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生物農薬とは

天敵製剤(生物農薬)とは



天敵と聞くと皆様は、「ネズミに対するネコ」「ハブに対するマングース」等をイメージするでしょうか。少し昆虫を知っているひとですと、「アブラムシを食べるテントウムシ」をイメージしてくれるでしょうか。

野菜などを集約的に栽培する農業においては、特定の害虫が大量に発生し、生産者を困らせます。害虫の退治には、皆さんもご存知の通り、化学合成農薬が有効に活用されております。化学合成農薬は国の定める農薬登録制度(農薬取締法)により、厳しい基準をクリアすることで許可され、また、使用する場合にも散布回数等の制限が定められています。

天敵製剤(生物農薬)とは、冒頭に書きました「アブラムシを食べるテントウムシ」のように、栽培環境(圃場)において発生する害虫を捕食したりすることで、害虫を退治してくれる有用な昆虫やダニを、農薬登録制度に従って農薬登録を受けた昆虫を、農業の現場で害虫防除に利用しやすくかつ、効力を発揮しやすいように製剤化したものです。生物農薬の詳細は、下記をご参照下さい。

 
導入のメリット

生物農薬を導入するメリットは次の通りです。
  1. 化学合成農薬が効かない難防除害虫(薬剤抵抗性害虫)への活用
  2. 農薬散布労力の低減・省力化
  3. 農薬散布(ドリフト)対策(農薬散布された農薬の他への飛散問題への対応)
  4. 自然界の摂理を利用するので、消費者の食への安全・安心に対するニーズに適合できる
 
 
ご利用のポイント

生物農薬を利用する上での重要なポイントは、次の通りです。
  1. 害虫を完璧に防除するものではありません。(害虫を問題のない発生レベルにします)
  2. 化学合成農薬のように即効性がなく、効果がゆっくりです。
  3. 適切な生物農薬の導入時期(放飼時期)の把握(経験が必要)
    生物農薬はいきものなので保存ができず、ご購入後直ぐに利用することが必要です。
  4. 化学合成農薬が使用できなくなります。(生物農薬に影響の少ない化学合成農薬の利用)

弊社グループは、国内生産天敵を主体に取り扱い、生物農薬を利用する上でのポイントをしっかりと把握した上で、生物農薬の導入を成功に導く手引きをさせていただきます。



 
天敵製剤(生物農薬)を見る


 
 
【生物農薬】
生物農薬とは、「有害生物の防除に利用される、拮抗微生物、植物病原微生物、昆虫病原微生物、昆虫寄生性線虫、寄生虫あるいは捕食性昆虫などの生物的防除資材」*と定められています。農薬の有効成分として、微生物や昆虫などを生きた状態で製品化したものです。利用される生物を分類すると、天敵昆虫(捕食性昆虫、寄生性昆虫などで、捕食性ダニ類も含む)、天敵線虫(昆虫寄生性線虫、微生物捕食性線虫など)、微生物(細菌、糸状菌、ウイルス、原生動物など)となります。天敵昆虫や天敵線虫を有効成分とするものを天敵農薬、微生物を有効成分とするものを微生物農薬と呼ぶ場合もあります。
*日本植物防疫協会『農薬用語辞典』2009
 
【天敵昆虫】
天敵昆虫は、捕食性昆虫(餌となる生き物を探して食べる昆虫)と寄生性昆虫(寄主に産卵し、孵った幼虫が寄主を餌にして発育し、最終的には殺してしまう昆虫)に分けられます。捕食性昆虫(捕食性ダニを含む)は、テントウムシ、ハナカメムシ、ショクガバエ、カブリダニなどです。寄生性昆虫はハチやハエなどに多くいます。



 

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